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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻12号

1994年11月発行

文献概要

座談会PartⅠ・3

遺伝子検査

著者: 引地一昌1 高橋正宜2 村松正實3 河合忠4

所属機関: 1(株)エスアールエル遺伝子部 2(株)エスアールエル研究部・八王子ラボラトリー 3埼玉医科大学生化学第Ⅱ 4自治医科大学臨床病理学

ページ範囲:P.1321 - P.1324

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 河合 今回のテーマは,前回話されたような新しい技術を使って,遺伝子が関連する病気をどのように診断していくかということです.村松先生,その前にヒトのゲノム・マッピング・プロジェクトという,ヒトの遺伝子の構造をみんな解明しようというとてつもないプロジェクトが進んでいるそうですが,これをちょっとご説明いただけますか.
 村松 そろそろ10年ぐらいになると思いますけれども,アメリカを中心にヒトの遺伝子を全部決めよう,しかもDNAのシークエンスを配列のレベルで全部決めようという相談がされました.初めしばらくは,その可能性を検討していたのですが,ようやくいろいろな技術が進んできて,可能であろうということで数年前からアメリカでは,その予算づけが行われ,進んでいます.日本でも,それに呼応して少しずつ進みつつあるのが現状です.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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