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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻13号

1994年12月発行

文献概要

今月の主題 敗血症 総説

敗血症の概念,定義,診断基準

著者: 稲松孝思1

所属機関: 1東京都老人医療センター感染症科

ページ範囲:P.1365 - P.1369

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 寄生体の感染,発症,発症後の病態の進展は,寄生体の病原性と宿主感染抵抗性との相対的な力関係と医学的処置の修飾により決まる.この一連の流れの中の重症病態を指す漠然とした純臨床的な概念として,"敗血症"がある.時代ごとの病態の認識,臨床的必要性により,種々定義されてきたが,今日,サイトカインネットワークの解明と,サイトカイン療法実施上の必要から,systemic inflammatory response syn-drome (SIRS)―全身性炎症反応を伴う感染病態の重症局面との捉え方がなされつつある.〔臨床検査38:1365-1369,1994〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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