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今月の主題 敗血症 総説
臨床における敗血症の現状
著者: 舟田久1
所属機関: 1金沢大学医学部附属病院高密度無菌治療部
ページ範囲:P.1371 - P.1374
文献購入ページに移動 敗血症は医学や医療の進歩とともに,発症頻度,原因菌や臨床病像の変化がみられる.敗血症の多くは日和見感染,院内感染として,悪性腫瘍,特に造血器腫瘍患者の治療中に合併率が高い.原因菌の変貌が特に著しく,最近では,原発性敗血症や続発性敗血症のいかんを問わず,グラム陰性桿菌に代わってグラム陽性球菌の台頭が注目される.さらに,感染に対する抵抗力の極端な低下から適切な抗生薬治療にも抵抗する敗血症がみられる.〔臨床検査38:1371-1374,1994〕
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