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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻13号

1994年12月発行

文献概要

今月の主題 敗血症 総説

血液分離菌の最近の動向

著者: 小林芳夫1

所属機関: 1慶應義塾大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.1375 - P.1380

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 血中菌の最近の傾向としては,グラム陰性桿菌の検出株数に比較してグラム陽性球菌の検出株数が上回っており,菌種別にみると,Staphylococcus aureus,それもMRSAが第1位を占め,Staphylococcus epider-midisをはじめとするコアグラーゼ陰性Staphylococ-cusがこれに続いている.これらは血管内留置カテーテル先端に菌が定着するline bacteremiaである場合が多い.なお,グラム陰性桿菌の主要菌種は現在でもE.coli, K.PneumoniaeおよびP.aeruginosaである.〔臨床検査38:1375-1380, 1994〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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