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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻13号

1994年12月発行

文献概要

学会だより 日本臨床検査標準協義会学術集会 第8回学術集会

標準化について議論が盛り上がる

著者: 金村茂1

所属機関: 1株式会社エスアールエル精度保証部

ページ範囲:P.1393 - P.1393

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 1975年,米国で発足したNCCLS (National Com-mittee for Clinical Laboratory Standards)は,臨床検査の標準化の先導を切って多数のガイドラインを発行し,多大な功績を上げてきた.この動きを受けて標準化の機運は各国で高まり,ヨーロッパではECCLSが発足した.こうした欧米先進諸国の標準化の動向を踏まえ,国内においてもその必要性を叫ぶ声が高まり,1985年に日本臨床病理学会,日本臨床化学会,日本臨床検査自動化学会,日本医科機器学会の4学会が発起団体となって関連医学会や関連団体および厚生省などの行政に呼びかけて日本臨床検査標準協議会(Japanese Committee for Clinical Laboratory Stan-dards:JCCLS)が発足するに至った.現在の会員は官庁,学会,産業からの13団体,17学会,47会社の参加により,臨床検査の標準設定のための協議・検討を目的として活動が進められており,年1回,学術集会を開催し,各方面からの活発な意見交換がなされている.今年の学術集会は8回目を数え,8月27日に順天堂大学有山記念講堂で開催された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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