文献詳細
今月の主題 敗血症
技術解説
文献概要
敗血症の病原体は多種類にわたるため,特異配列を使ったDNA増幅法ではすべての病原体の特定ができない.細菌のリボソームRNA遺伝子にはすべての細菌に共通な普遍配列と,菌種ごとに異なる可変配列があるため,可変領域をはさんで普遍部分と反応するユニバーサルプライマーを使えば,1種類のセットのプライマーですべての細菌のDNA増幅でき,かつ増幅されたDNAを使って菌種の同定が可能になる.〔臨床検査38:1405-1408, 1994〕
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