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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻13号

1994年12月発行

文献概要

今月の主題 敗血症 技術解説

血液中の病原体のPCR法による検出

著者: 江崎孝行1 河村好章1

所属機関: 1岐阜大学医学部微生物学教室

ページ範囲:P.1405 - P.1408

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 敗血症の病原体は多種類にわたるため,特異配列を使ったDNA増幅法ではすべての病原体の特定ができない.細菌のリボソームRNA遺伝子にはすべての細菌に共通な普遍配列と,菌種ごとに異なる可変配列があるため,可変領域をはさんで普遍部分と反応するユニバーサルプライマーを使えば,1種類のセットのプライマーですべての細菌のDNA増幅でき,かつ増幅されたDNAを使って菌種の同定が可能になる.〔臨床検査38:1405-1408, 1994〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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