文献詳細
今月の主題 敗血症
話題
文献概要
1.はじめに
グラム陰性桿菌によるエンドトキシンショックは,死に至る重篤な病態である.その発症因子としてサイトカインが注目されている.IL-1,TNF (tumor necrosis factor)など炎症性サイトカインは感染に際して局所免疫担当細胞から産生分泌され,微量な濃度で炎症反応を惹起し生体防御に関与するが,全身性の放出は多臓器傷害,ショックを起こす.ここではTNFを中心にサイトカインとエンドトキシンショックの関係について概説する.
グラム陰性桿菌によるエンドトキシンショックは,死に至る重篤な病態である.その発症因子としてサイトカインが注目されている.IL-1,TNF (tumor necrosis factor)など炎症性サイトカインは感染に際して局所免疫担当細胞から産生分泌され,微量な濃度で炎症反応を惹起し生体防御に関与するが,全身性の放出は多臓器傷害,ショックを起こす.ここではTNFを中心にサイトカインとエンドトキシンショックの関係について概説する.
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