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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻13号

1994年12月発行

文献概要

今月の主題 敗血症 話題

エンドトキシンショックとサイトカイン

著者: 藤原俊文1

所属機関: 1自治医科大学附属大宮医療センター総合医学講座I

ページ範囲:P.1427 - P.1429

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1.はじめに
 グラム陰性桿菌によるエンドトキシンショックは,死に至る重篤な病態である.その発症因子としてサイトカインが注目されている.IL-1,TNF (tumor necrosis factor)など炎症性サイトカインは感染に際して局所免疫担当細胞から産生分泌され,微量な濃度で炎症反応を惹起し生体防御に関与するが,全身性の放出は多臓器傷害,ショックを起こす.ここではTNFを中心にサイトカインとエンドトキシンショックの関係について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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