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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻2号

1994年02月発行

文献概要

今月の主題 生物・化学発光計測 技術解説Ⅱ:発光系

アダマンタン系

著者: 岡田政久1

所属機関: 1富士レビオ株式会社中央研究所

ページ範囲:P.209 - P.214

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 アダマンタン系ジオキセタン化合物の化学発光には,熱分解に伴う発光をはじめとして化学反応(ケミカルトリガー)から酵素触媒反応(エンザイムトリガー)によって生じる化学発光が知られている.最近,ジオキセタン骨格アダマンチル基とメトキシ基およびフェノールリン酸エステル基とに挟まれた化合物AMPPD〔3-(2-スピロアダマンタン)-4-メトキシ-4(3″-ホスフォリールオキシ)-フェニル-1,2ジオキセタン〕がアルカリホスファターゼ(ALP)の基質として合成され,常温での高い安定性ならびに発光制御のしやすさからこれを用いたエンザイムトリガーによる発光測定技術が,臨床検査において実用化されている.〔臨床検査38:209-214,1994〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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