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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻2号

1994年02月発行

文献概要

今月の主題 生物・化学発光計測 技術解説Ⅱ:発光系

その他の発光系

著者: 中島憲一郎1

所属機関: 1長崎大学薬学部薬品分析化学教室

ページ範囲:P.215 - P.219

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 過シュウ酸エステル化学発光は,シュウ酸誘導体と過酸化水素から生じる活性中間体で共存する蛍光物質を励起させて得られる発光であり,蛍光物質や過酸化水素の高感度定量に適している.また過酸化水素を生じる酵素反応の活性測定や基質の定量にも用いることができる.ロフィンやインドールの誘導体は,酸化により生じるヒドロペルオキシドがジオキセタン構造を経て分解する際に発光すると考えられている.発光バクテリアやエクオリンの生物発光は,種々の生体成分やカルシウムイオンの微量分析にそれぞれ利用できる.〔臨床検査38:215-219,1994〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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