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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻2号

1994年02月発行

文献概要

トピックス

扁平上皮内病変(SIL)

著者: 坂本穆彦1

所属機関: 1東京大学病理学教室

ページ範囲:P.243 - P.244

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 扁平上皮内病変(squamous intraepitheliallesion; SIL)は,子宮頸部,腟の扁平上皮のある種の異常を包括する概念で,1988年に提唱されたベセスダ・システム(The Bethesda System;TBS)1)の中で,新しく取り上げられ注目されるようになった.
 従来,この領域の扁平上皮系の異型病変は,WHO分類2),子宮頸癌取扱い規約3)によれば腫瘍ないし腫瘍類縁病変は,異形成(dysplasia),上皮内癌(carcinona in situ),扁平上皮癌(squamous cell carcinoma)に大別され,さらに異形成は軽度(mild),中等度(moderate),高度(severe)に分けられてきた.扁平上皮癌は子宮頸癌取扱い規約では,特にその浸潤の程度の軽微なものを微小浸潤癌(microinvasive carcinoma)としている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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