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扁平上皮内病変(SIL)
著者: 坂本穆彦1
所属機関: 1東京大学病理学教室
ページ範囲:P.243 - P.244
文献購入ページに移動 扁平上皮内病変(squamous intraepitheliallesion; SIL)は,子宮頸部,腟の扁平上皮のある種の異常を包括する概念で,1988年に提唱されたベセスダ・システム(The Bethesda System;TBS)1)の中で,新しく取り上げられ注目されるようになった.
従来,この領域の扁平上皮系の異型病変は,WHO分類2),子宮頸癌取扱い規約3)によれば腫瘍ないし腫瘍類縁病変は,異形成(dysplasia),上皮内癌(carcinona in situ),扁平上皮癌(squamous cell carcinoma)に大別され,さらに異形成は軽度(mild),中等度(moderate),高度(severe)に分けられてきた.扁平上皮癌は子宮頸癌取扱い規約では,特にその浸潤の程度の軽微なものを微小浸潤癌(microinvasive carcinoma)としている.
従来,この領域の扁平上皮系の異型病変は,WHO分類2),子宮頸癌取扱い規約3)によれば腫瘍ないし腫瘍類縁病変は,異形成(dysplasia),上皮内癌(carcinona in situ),扁平上皮癌(squamous cell carcinoma)に大別され,さらに異形成は軽度(mild),中等度(moderate),高度(severe)に分けられてきた.扁平上皮癌は子宮頸癌取扱い規約では,特にその浸潤の程度の軽微なものを微小浸潤癌(microinvasive carcinoma)としている.
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