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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻3号

1994年03月発行

文献概要

今月の主題 周術期の検査 巻頭言

外科手術と臨床検査

著者: 北島政樹1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部外科

ページ範囲:P.275 - P.277

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 外科手術を施行するに際して,緊急手術を除いては,患者の状態を術前に臨床検査成績を用いて評価することが重要であることはいうまでもない.近年,高齢化が進み,特にハイリスクの患者に対しても手術をすることが多くなっている状況からしてみればなおさらのことである.それゆえ,外科手術と術前評価の方法としての臨床検査は表裏一体と言っても過言ではない.
 しかし,臨床検査成績を有効に評価するためには外科手術侵襲に対する生体反応を理解しなければならない.特に近年ではインターロイキンやTNF(tumor necrosis factor)を中心としたサイトカインの動態に焦点が向けられていることは周知の事実であり,インターロイキンの受容体拮抗剤の臨床応用も近いと言われている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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