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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻3号

1994年03月発行

今月の主題 周術期の検査

耐術能検査

肝機能検査

著者: 山中若樹1 岡本英三1

所属機関: 1兵庫医科大学第一外科

ページ範囲:P.290 - P.292

文献概要

1.はじめに
 肝臓は500種類以上の機能を有する最大の消化器であり,また血行動態的にみても循環血液量の約1/4の血液を受ける臓器でもある.手術は大なり小なり肝機能に悪影響を及ぼす.例えば手術に付髄する輸血,麻酔,術後の薬物投与はウイルス肝炎の危険性,肝循環面,薬物代謝系への負担を増加させる.肝切除あるいは食道静脈瘤の手術ともなると,上記したことに肝実質の損失や肝血行動態への影響が加わる.
 本稿では肝機能検査の使い分け,読み方の注意点に触れ,それを踏まえたうえでおのおのの状況における検査の使い分けを述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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