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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻3号

1994年03月発行

文献概要

今月の主題 周術期の検査 術中・術後検査

術後の血液・化学検査

著者: 桑島実1

所属機関: 1香川県中央病院臨床検査部

ページ範囲:P.327 - P.332

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 手術侵襲に伴う血液・化学検査値の変動,および検査値変動からみた主な術後合併症について概説した.胃全摘術後,白血球,CRP,LD,血小板は増加し,総蛋白,アルブミン,コリンエステラーゼ,総コレステロールは傷害期に著減した.手術侵襲の程度に応じた検査値の変動範囲を知れば術後合併症の予知,予後の推定に役立つと考えられるが,これに関した系統的広範な臨床研究はいまだにみられず,今後の課題として残されている.〔臨床検査38:327-332, 1994〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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