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目でみる症例―検査結果から病態診断へ・15
モザイク型45, X/46, XYq―の染色体を呈した無精子症
著者: 舩渡忠男1
所属機関: 1東北大学臨床検査診断学講座
ページ範囲:P.361 - P.364
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染色体分析は,当院泌尿器科外来から無精子症として依頼された.末梢血検体からリンパ球を分離し,PHA添加72時間後カルノア固定標本にし,G分染(バンド)法を行った.その結果は,図1に示すように,核型は45,X[10]/46,Xyq―[40]のモザイク型の所見(45,X50細胞中10個.46,Xyq-50細胞中40個)を呈した.さらに,Q分染法では46,Xyq―核型においてY染色体長腕末端部に蛍光欠失の所見を示した(図2).
染色体分析は,当院泌尿器科外来から無精子症として依頼された.末梢血検体からリンパ球を分離し,PHA添加72時間後カルノア固定標本にし,G分染(バンド)法を行った.その結果は,図1に示すように,核型は45,X[10]/46,Xyq―[40]のモザイク型の所見(45,X50細胞中10個.46,Xyq-50細胞中40個)を呈した.さらに,Q分染法では46,Xyq―核型においてY染色体長腕末端部に蛍光欠失の所見を示した(図2).
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