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光線力学的診断治療法
著者: 加藤治文1 奥仲哲弥1
所属機関: 1東京医科大学第一外科
ページ範囲:P.370 - P.371
文献購入ページに移動1.はじめに
ME機器の発達は医学の近代化に大きく寄与しつつある.中でもレーザー光線は,基礎医学的には生体物質の分析,定量,計測に応用され,臨床的にはレーザーメスをはじめとして,凝固,形成,砕石,吻合などに幅広く用いられてきた.光の生体に及ぼす影響は計りしれないものがあり,レーザー光線の持つ種々の特性を利用して癌の診断,治療をも可能にした.
悪性腫瘍に対するレーザー光の臨床応用には,レーザーの有する光収束性,高輝度性を利用した光エネルギーによる腫瘍焼灼法と,単色性を利用して光感受性物質の励起を促させて行う光線力学的療法がある.本稿では悪性腫瘍,特に肺癌を中心に,腫瘍親和性光感受性物質と低出力レーザーを用いた光線力学的診断治療法について解説する.
ME機器の発達は医学の近代化に大きく寄与しつつある.中でもレーザー光線は,基礎医学的には生体物質の分析,定量,計測に応用され,臨床的にはレーザーメスをはじめとして,凝固,形成,砕石,吻合などに幅広く用いられてきた.光の生体に及ぼす影響は計りしれないものがあり,レーザー光線の持つ種々の特性を利用して癌の診断,治療をも可能にした.
悪性腫瘍に対するレーザー光の臨床応用には,レーザーの有する光収束性,高輝度性を利用した光エネルギーによる腫瘍焼灼法と,単色性を利用して光感受性物質の励起を促させて行う光線力学的療法がある.本稿では悪性腫瘍,特に肺癌を中心に,腫瘍親和性光感受性物質と低出力レーザーを用いた光線力学的診断治療法について解説する.
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