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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻3号

1994年03月発行

文献概要

資料

東京検疫所と神戸検疫所における輸入冷凍魚介類からのコレラ菌検出の記録

著者: 多賀賢一郎1 平田堅司1 後藤郁夫1 白石祥吾1 小林美穂1 武田浩二1 山名孝善1 安達篤實2 北村治志3 折田勝郎4 林和4 本田武司5

所属機関: 1神戸検疫所輸入食品・検疫検査センター 2東京検疫所 3名古屋検疫所四日市支所 4神戸検疫所 5大阪大学微生物病研究所

ページ範囲:P.373 - P.376

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 検疫所による輸入生鮮魚介類のコレラ菌検査は1970年から行われているが,検査の対象となる魚介類は年々質,量ともに増え続けている.このような輸入生鮮魚介類の増加に伴い検疫所では検査件数を毎年増やしているが,最近,分離例が減ってきている.このことは生産国での魚介類の取り扱い方法が改善されてきているためと思われる.しかし,まだ魚介類の危険性がまったくなくなったわけではない.そのため検疫所では今後ともわが国でのコレラ制圧のための活動を続けていく必要があるものと思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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