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今月の表紙 臨床細菌検査
Mycoplasma pneumoniae
著者: 猪狩淳1
所属機関: 1順天堂大学医学部臨床病理学教室
ページ範囲:P.392 - P.393
文献購入ページに移動 Mycoplasmaは自己増殖能を持ち,細菌の中では最も小さく,濾過性病原体である.自己増殖能を持つ点でウイルスやリケッチアとは異なる.構造上は細胞壁がなく,3層からなる限界膜と呼ばれる膜を持つ.細胞壁を持たないので,細胞壁合成阻害剤であるβ-ラクタム系抗生物質(ペニシリン剤やセフェム剤など)に感受性がない.
ヒトから分離されるMycoplasmaは,現在12種が知られており,Mycoplasma pneumoniaeとMycoplasma hominisないしUreaplasma urealyticumがヒトへの感染への関与が示唆されているが,病原性が明らかにされているのはM. pneumoniaeのみである.
ヒトから分離されるMycoplasmaは,現在12種が知られており,Mycoplasma pneumoniaeとMycoplasma hominisないしUreaplasma urealyticumがヒトへの感染への関与が示唆されているが,病原性が明らかにされているのはM. pneumoniaeのみである.
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