icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻4号

1994年04月発行

文献概要

研究

無線式入浴心電図波形のR波高とST-segment偏位に関する検討

著者: 川崎隆治1 大原龍彦2

所属機関: 1大阪船員保険病院中央検査部 2大阪船員保険病院内科

ページ範囲:P.479 - P.483

文献購入ページに移動
 入浴前・中・後での無線式入浴心電図波形のR波高とST-segment偏位精度について,有線式心電図波形と比較検討した.R波高の相関係数はr=0.99で,回帰直線はy=1.02x+0.03であった.ST-segment偏位の相関係数はr=0.97で,回帰直線はy=1.06x+0.01であった.以上のR波高とST-segmentの偏位の良好な精度から,無線式入浴心電図波形が臨床応用に許容範囲内の精度を持つ波形であると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?