icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻4号

1994年04月発行

文献概要

資料

岐阜県下におけるMRSAの検出状況(第1報)

著者: 沢村治樹1 沢赫代1 山岡一清2 川鳴守3 細井博美4 末松寛之5 川合直樹6 山本孝一7 藤田由佳7 鈴木末広8 小池満里子8 大江伸二9 橋渡彦典9 円田辰吉10 野村祥子11 西沢善徳12 山下隆生13 上野一恵14

所属機関: 1岐阜大学医学部付属病院検査部 2岐阜県立岐阜病院検査部 3岐阜市民病院検査部 4揖斐総合病院検査部 5中濃病院検査部 6東濃病院検査部 7岐阜県立多治見病院検査部 8中津川市民病院検査部 9高山赤十字病院検査部 10岐阜県立下呂温泉病院検査部 11久美愛病院検査部 12羽島市民病院検査部 13中日臨床検査研究会 14岐阜大学医学部嫌気性菌実験施設

ページ範囲:P.493 - P.496

文献購入ページに移動
 岐阜県下の医療施設において臨床材料から分離されたmethicilrin-resistant Staphylococcus aureus (MRSA)株の性状に関して検討を加えた.各薬剤の耐性化は著明であったが,ミノサイクリン(MINO),バンコマイシン(VCM),アルベカシン(ABK),イミペネム(IPM),ゲンタマイシン(GM)が比較的良好な抗菌力を示した.コアグラーゼ型別はII型が111株(87.4%),IV型が12株(9.4%)であった、MRSAは今後,個々の施設における対策だけでなく総体的な院内感染対策が重要になると思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?