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編集者への手紙
パラフェニレンジアミンによるビタミンA蛍光の退色防止効果
著者: 庄野正行1
所属機関: 1徳島大学医学部総合研究室形態班
ページ範囲:P.498 - P.499
文献購入ページに移動 現在広範囲に使用されている落射型蛍光顕微鏡で肝組織内ビタミンAを観察すると数秒で退色する.そのため,観察および写真撮影を手早く行わねばならない.
最近,没食子酸プロピル,フェニレンジアミン,パラフェニレンジアミンが,ローダミンやFITCなどの蛍光色素の退色を遅延させることが報告されている1~3).今回は,パラフェニレンジアミンをリン酸緩衝液(PBS)の封入剤に加え,ビタミンAの蛍光退色防止剤として使用したところ効果を認めたので報告する.
最近,没食子酸プロピル,フェニレンジアミン,パラフェニレンジアミンが,ローダミンやFITCなどの蛍光色素の退色を遅延させることが報告されている1~3).今回は,パラフェニレンジアミンをリン酸緩衝液(PBS)の封入剤に加え,ビタミンAの蛍光退色防止剤として使用したところ効果を認めたので報告する.
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