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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻4号

1994年04月発行

文献概要

編集者への手紙

パラフェニレンジアミンによるビタミンA蛍光の退色防止効果

著者: 庄野正行1

所属機関: 1徳島大学医学部総合研究室形態班

ページ範囲:P.498 - P.499

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 現在広範囲に使用されている落射型蛍光顕微鏡で肝組織内ビタミンAを観察すると数秒で退色する.そのため,観察および写真撮影を手早く行わねばならない.
 最近,没食子酸プロピル,フェニレンジアミン,パラフェニレンジアミンが,ローダミンやFITCなどの蛍光色素の退色を遅延させることが報告されている1~3).今回は,パラフェニレンジアミンをリン酸緩衝液(PBS)の封入剤に加え,ビタミンAの蛍光退色防止剤として使用したところ効果を認めたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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