icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻6号

1994年06月発行

コーヒーブレイク

宇宙への夢

著者: 屋形稔1

所属機関: 1東新潟病院

ページ範囲:P.662 - P.662

文献概要

 新年早々東京の国立教育会館で「航空医学と宇宙医学」というシンポジウムが開かれた.21世紀を迎える人類にとって夢の多い話ばかりであった.考えてみると文字どおり月表面の第1歩の足跡写真が印象的だった月世界着陸からもう25年も経っている.
 すでに日本人も2人宇宙飛行の体験者を出しており,その1人の秋山豊寛さんも演者の1人であったが,その肉体に及ぼした影響を語った体験談はおもしろかった.むくみのほか,宇宙酔いといわれる吐き気,睡魔に襲われたが,嗅覚が敏感になり,視力が地上にいる時より良くなった気がしたという.また小窓から眺めた星の群れは満天の穴が空いたところから光が放射されているようで,朝日の色どりの美しさとともにむしろ妙なる音楽を聴いているような感がしたという.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら