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文献概要
今月の主題 前立腺と睾丸 前立腺の検査
前立腺癌の細胞診
著者: 都竹正文1
所属機関: 1癌研究会附属病院細胞診断部
ページ範囲:P.663 - P.668
文献購入ページに移動 従来から,前立腺癌の術前診断に生検組織診および穿刺吸引細胞診が施行されていたが,生検組織診の陽性率が必ずしも満足すべきものではなく,患者の苦痛,合併症などのリスクが大きい欠点が指摘されている.したがって,わが国では検査の簡便さから,生検組織診に代わって穿刺吸引細胞診が施行される機会が漸次増えている.
穿刺吸引細胞診は,病変の良・悪性の鑑別に加えて癌の組織型の推定や治療効果判定に役だっている.本稿では前立腺癌の細胞所見を組織学的分化度分類に基づいてその特徴像を記述する.〔臨床検査38:663-668,1994〕
穿刺吸引細胞診は,病変の良・悪性の鑑別に加えて癌の組織型の推定や治療効果判定に役だっている.本稿では前立腺癌の細胞所見を組織学的分化度分類に基づいてその特徴像を記述する.〔臨床検査38:663-668,1994〕
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