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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻6号

1994年06月発行

文献概要

今月の主題 前立腺と睾丸 前立腺の検査

前立腺癌の細胞診

著者: 都竹正文1

所属機関: 1癌研究会附属病院細胞診断部

ページ範囲:P.663 - P.668

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 従来から,前立腺癌の術前診断に生検組織診および穿刺吸引細胞診が施行されていたが,生検組織診の陽性率が必ずしも満足すべきものではなく,患者の苦痛,合併症などのリスクが大きい欠点が指摘されている.したがって,わが国では検査の簡便さから,生検組織診に代わって穿刺吸引細胞診が施行される機会が漸次増えている.
 穿刺吸引細胞診は,病変の良・悪性の鑑別に加えて癌の組織型の推定や治療効果判定に役だっている.本稿では前立腺癌の細胞所見を組織学的分化度分類に基づいてその特徴像を記述する.〔臨床検査38:663-668,1994〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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