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リュウドカン
著者: 小嶋哲人1
所属機関: 1名古屋大学第一内科
ページ範囲:P.711 - P.712
文献購入ページに移動1.はじめに
血管内皮細胞はその表面に多糖体の層を形成し,その構成成分としてヘパリン様構造を持つヘパラン硫酸プロテオグリカン(heparan sulfate proteoglycan;HSPG)を含有している.このHSPGはアンチトロンビンⅢコファクター活性を持ち,血液の流動性を保つ一役を担っていると考えられている.本稿では,最近筆者らがcDNAクローニングした抗凝固性を持つHSPG(リュウドカン;ryudocan)について概説する.
血管内皮細胞はその表面に多糖体の層を形成し,その構成成分としてヘパリン様構造を持つヘパラン硫酸プロテオグリカン(heparan sulfate proteoglycan;HSPG)を含有している.このHSPGはアンチトロンビンⅢコファクター活性を持ち,血液の流動性を保つ一役を担っていると考えられている.本稿では,最近筆者らがcDNAクローニングした抗凝固性を持つHSPG(リュウドカン;ryudocan)について概説する.
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