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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻8号

1994年08月発行

文献概要

今月の主題 可溶性膜糖蛋白 総論

可溶性膜糖蛋白

著者: 半田誠1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部輸血センター

ページ範囲:P.873 - P.879

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 細胞膜糖蛋白(mGP)は,接着因子あるいはサイトカインなどの液性因子の受容体として重要な役割を負っている.一方血液などの体液中には,その可溶型(sGP)が存在しており,これらは蛋白分解酵素などで水解され細胞表面から遊離したmGP由来のもの,あるいはmGP膜貫通ドメインを含むエクソンを選択的スプライシングで欠いたmRNAより直接合成されたもの,などがある.sGPは,in vivoにおけるmGPを介したイベントを調節する機構に関与し,その鋭敏なin vivoマーカーとして臨床検査に用いられつつある.〔臨床検査38:873-879,1994〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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