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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻8号

1994年08月発行

今月の主題 可溶性膜糖蛋白

解説

P―セレクチン

著者: 石綿紀久1 半田誠2

所属機関: 1慶應義塾大学医学部内科 2慶應義塾大学医学部輸血センター

ページ範囲:P.921 - P.924

文献概要

 P―セレクチンは血小板および血管内皮細胞に存在する膜糖蛋白で,それら細胞と白血球との接着に関与している.最近,正常人血漿中にP―セレクチンの可溶型が存在し,少なくともその一部はmRNAの選択的スプライシングによる産物であることが明らかとなった.さらに,血栓性血小板減少性紫斑病,溶血性尿毒症性症候群,成人呼吸窮迫症候群などの微小循環障害性の疾患で異常高値を示すことが報告され,その生理的,臨床的役割が注目されている.〔臨床検査38:921-924,1994〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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