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今月の主題 臨床検査の効率性をめぐって 検査項目の選定と有効利用
腫瘍マーカー検査の適正使用とモニター制度
著者: 大久保昭行1
所属機関: 1東京大学医学部臨床検査医学教室
ページ範囲:P.1017 - P.1020
文献購入ページに移動 腫瘍マーカーには,測定成分が不明確なため,測定上種々の問題がある.他方では,癌の早期発見に役立つことを期待して,腫瘍マーカーが過剰に検査されている.腫瘍マーカー検査では,偽陽性および偽陰性が患者に大きな負担となるので,腫瘍マーカー検査が適切に行われることが重要である.腫瘍マーカーなど,検査結果が診療に大きく影響する検査薬については,市販後モニター制度を考えるべき時期がきていると思われる.〔臨床検査38:1017-1020,1994〕
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