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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻9号

1994年09月発行

文献概要

今月の主題 臨床検査の効率性をめぐって 検査項目の選定と有効利用

診断評価の方法

著者: 吉原幸治郎1 福井次矢12

所属機関: 1佐賀医科大学総合診療部 2京都大学医学部附属病院総合診療部

ページ範囲:P.1021 - P.1024

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 臨床診断のプロセスには多くの問題点があるが,検査を有効に利用し,臨床診断に役立てるためには,検査の選択とその結果の評価について認識する必要がある.検査を選択する場合,その妥当性や信頼性,操作特性(感度と特異度)などが問題となる.また結果を評価する場合,検査前確率により陽性予測値は大きく異なってくる.したがって,問診と身体診察に基づいて疾病を有する可能性の高い患者を選んで検査を実施しなければ,検査の有用性は低下し偽陽性者のみを生み出す結果となる.〔臨床検査38:1021-1024,1994〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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