文献詳細
文献概要
今月の主題 臨床検査の効率性をめぐって 話題
検査業務の定量化串刺しダンゴプロジエクト
著者: 只野寿太郎1
所属機関: 1佐賀医科大学検査部
ページ範囲:P.1047 - P.1051
文献購入ページに移動1.はじめに
1992年,全国国立大学病院検査部会議は,①増加する業務を技師の増員なしで処理している,②多くの施設が自動化,システム化に億を超える投資を行っている,③オーバーフローした仕事が外部委託に回り,病院経費を圧迫している,などの事態に対応するため,検査業務の客観化・定量化を目的として小委員会を発足させた.この委員会の幹事として佐賀医科大学が指名され,1993年に定量化プロジェクト(通称"串刺しダンゴプロジェクト")の試行結果が報告された.1994年富山で開催された会議には名古屋大学,山口大学,鹿児島大学の3大学が新たに加わり,それぞれの施設での取り組みが報告された.ここでは定量化プロジェクトの方法,検査業務量の定量化・客観化の実例を示す.
1992年,全国国立大学病院検査部会議は,①増加する業務を技師の増員なしで処理している,②多くの施設が自動化,システム化に億を超える投資を行っている,③オーバーフローした仕事が外部委託に回り,病院経費を圧迫している,などの事態に対応するため,検査業務の客観化・定量化を目的として小委員会を発足させた.この委員会の幹事として佐賀医科大学が指名され,1993年に定量化プロジェクト(通称"串刺しダンゴプロジェクト")の試行結果が報告された.1994年富山で開催された会議には名古屋大学,山口大学,鹿児島大学の3大学が新たに加わり,それぞれの施設での取り組みが報告された.ここでは定量化プロジェクトの方法,検査業務量の定量化・客観化の実例を示す.
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