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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻9号

1994年09月発行

文献概要

編集者への手紙

アポトーシスにおける核DNA破壊のEBおよびDAPI染色による検討

著者: 庄野正行1 倪潤洲2 冨田優美子2

所属機関: 1徳島大学医学部総合研究室形態班 2徳島大学酵素科学研究センター酵素病理部門

ページ範囲:P.1066 - P.1067

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1.はじめに
 アポトーシス(apoptosis)は,プログラムされた細胞死のことで最近非常に注目されるようになってきた.その主な理由は,個体形成に重要な役割を持っていること,生体内での内,外的要因による細胞死が多いこと,エイズやそのほかの疾病において,その病因となるリンパ系の細胞の減少に深い関係を持っていること,各種の抗癌剤がアポトーシスでの癌細胞破壊を行うこと,などが言われている.
 最も一般的なアポトーシスのメカニズムとしては,核のDNAを断片化するエンドヌクレアーゼの活性化が考えられている.そこで今回,マウス肝細胞のアポトーシスを用いて,核のDNA断片状態をエチジウムブロマイド(EB)とDAPIを用いて検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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