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syndrome X
著者: 島本和明1 田中繁道1
所属機関: 1札幌医科大学第二内科
ページ範囲:P.1083 - P.1085
文献購入ページに移動 高血圧,高脂血症,肥満,耐糖能異常は,動脈硬化,虚血性心疾患の危険因子として以前から指摘され,それらの重積が虚血性心疾患発症を相乗的に増すことは多くの疫学成績から明らかにされている.
最近(1988年),Reaven1)はインスリン感受性低下,耐糖能異常,高インスリン血症,高VLDL―中性脂肪血症,低HDLコレステロール血症,高血圧を有する患者群を"syndrome X"として,インスリン抵抗性を基礎として虚血性心疾患への進展の危険性が非常に高い代謝性症候群と位置づけ,病態管理の重要性を提唱している.
最近(1988年),Reaven1)はインスリン感受性低下,耐糖能異常,高インスリン血症,高VLDL―中性脂肪血症,低HDLコレステロール血症,高血圧を有する患者群を"syndrome X"として,インスリン抵抗性を基礎として虚血性心疾患への進展の危険性が非常に高い代謝性症候群と位置づけ,病態管理の重要性を提唱している.
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