icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻9号

1994年09月発行

文献概要

トピックス

syndrome X

著者: 島本和明1 田中繁道1

所属機関: 1札幌医科大学第二内科

ページ範囲:P.1083 - P.1085

文献購入ページに移動
 高血圧,高脂血症,肥満,耐糖能異常は,動脈硬化,虚血性心疾患の危険因子として以前から指摘され,それらの重積が虚血性心疾患発症を相乗的に増すことは多くの疫学成績から明らかにされている.
 最近(1988年),Reaven1)はインスリン感受性低下,耐糖能異常,高インスリン血症,高VLDL―中性脂肪血症,低HDLコレステロール血症,高血圧を有する患者群を"syndrome X"として,インスリン抵抗性を基礎として虚血性心疾患への進展の危険性が非常に高い代謝性症候群と位置づけ,病態管理の重要性を提唱している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?