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文献詳細

雑誌文献

臨床検査38巻9号

1994年09月発行

文献概要

研究

血清総カロテノイド測定法の検討―特にカロテノイド各分画の影響

著者: 木下伊規子1 木村典代1 加藤達雄1

所属機関: 1共立女子大学家政学部栄養生理学研究室

ページ範囲:P.1087 - P.1091

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 分光光度計による血中総カロテノイド測定法に対する各分画の影響を調べた.各分画の吸光スペクトルは3つのピークを持ち,その形は類似したがリコペンのみは,やや長波長側に偏位した.各分画の添加回収率はいずれもほぼ100%であった.血中総カロテノイド測定値はHPLC法による各分画の総和値と,きわめて良い相関を示し,3波長測定により基線値を差し引くことによりさらに改善した.総カロテノイド測定の有用性を述べた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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