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編集者への手紙
基準値,基準範囲とは
著者: 戸谷誠之1
所属機関: 1国立健康・栄養研究所母子健康・栄養部
ページ範囲:P.1100 - P.1101
文献購入ページに移動 一昨年ころからでしょうか,臨床検査の評価を行うための"基準範囲"の設定について多くの議論がなされるようになりました.
以前から正常値とは何か,臨床検査データからの病態識別法の試み,あるいは検査値の共通表示法について,など種々の議論が行われいたので,今回のこともそのような一連のことと,いささか傍観者的な気持ちで模様を眺めていました.しかし,私自身が昨年の臨床病理学会総会で臨床検査情報学と臨床化学の両専門部会合同学術集会において,浜松医大菅野剛史教授とともに総合司会を担当して以来,この問題に対してこれまでとは異なった感覚を抱くようになりました.
以前から正常値とは何か,臨床検査データからの病態識別法の試み,あるいは検査値の共通表示法について,など種々の議論が行われいたので,今回のこともそのような一連のことと,いささか傍観者的な気持ちで模様を眺めていました.しかし,私自身が昨年の臨床病理学会総会で臨床検査情報学と臨床化学の両専門部会合同学術集会において,浜松医大菅野剛史教授とともに総合司会を担当して以来,この問題に対してこれまでとは異なった感覚を抱くようになりました.
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