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今月の主題 糖鎖の異常 糖鎖異常と分析法
血清タンパク質糖鎖構造変化の質量分析による検出
著者: 清水章1 中西豊文1
所属機関: 1大阪医科大学病態検査学教室
ページ範囲:P.71 - P.75
文献購入ページに移動 血清タンパク質糖鎖の構造は種々の疾患で変化している.この変化を臨床検査として,簡便,正確に,質量分析を用いて測定できる可能性がある.糖鎖の誘導体化や分離などをせずに,タンパクに結合したままでの検出が望まれる.われわれは,検体血清と特異抗血清を混ぜ合わせ,生じた沈殿物を分析した.沈殿物中の目的分子のイオンピークがMALDI/TOF-MSでもESI/MSでも明瞭に観察でき,構造既知の変異分子の有無を速やかに調べることができる.〔臨床検査39:71-75,1995〕
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