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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻1号

1995年01月発行

文献概要

目でみる症例―検査結果から病態診断へ・25

免疫グロブリン依存性低LDH血症

著者: 小川実1

所属機関: 1公立横手病院研究検査科

ページ範囲:P.109 - P.112

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結果の判定
 LDHアイソザイム像を図1―aに示す.健常人(NS)では陽極側からLDH1~5の5本のバンドが観察される.しかし,患者(PS)ではLDH4~5の間に痕跡程度のバンドが認められるのみ(矢印)で他は観察されなかった.
 LDH活性の著しい低値(9IU/lとアノマリー像を呈していることから,遺伝性低LDH血症あるいは酵素結合免疫グロブリンを疑い追加検査を行った.図1―aのように患者赤血球(P-RBC),血小板(P-PLT),白血球(P-WBC)のアイソザイム像で特に異常は認めなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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