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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻1号

1995年01月発行

文献概要

今月の表紙 臨床細菌検査

Chromobacterium violaceum

著者: 猪狩淳1

所属機関: 1順天堂大学医学部臨床病理学教室

ページ範囲:P. - P.

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 Chromobacterium violaceumは通性嫌気性グラム陰性の短いあるいは中等長の桿菌で,菌体の両端は丸味を帯びている.鞭毛を持ち運動性がある.
 ヒツジ血液寒天培地,チョコレート寒天培地,マッコンキー寒天培地に発育し,普通寒天培地にも発育する.発育至適温度は25℃であるが,30~37℃でもよく発育する.集落は直径0.5~1.5mm,凸状に盛り上がり,表面平滑で,紫色の色素(水に不溶性)を呈する.時には色素を持たない集落を作る株があり,この場合はVibrio属やAeromonas属の菌と間違いやすい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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