文献詳細
文献概要
コーヒーブレイク
危険がいっぱい
著者: 屋形稔1
所属機関: 1新潟大学
ページ範囲:P.1252 - P.1252
文献購入ページに移動 本誌5月号に身近かな事件簿と題して昨年の松本サリン事件など恐ろしい出来事に触れたが,本年に入って身近かさはさらに深刻化した.東京の地下鉄で痛ましいサリン禍が発生し,いまや日本中を震憾させたオウム真理教関連事件として取り上げられている.その近くにある芸術座に「蔵」を観に行ったのはその前日なので,一泊した翌朝仕事先に自宅から安否を尋ねる電話が来てびっくりした.
その少し前の関西大震災のときも前夜和歌山から阪神地区を経て東京に着き,一夜明けてホテルの朝のテレビで惨状を知り,前日のあの辺の風景を思い出し愕然とした,また5月の連休終り頃,イタリアの旅を終えて成田に帰着し,乗り換えのJRのホームやトイレに屑籠1つなく整然としているのに呆れかつ感心したが,直行で新潟へ帰った翌日には新宿の地下トイレで青酸ガス発生の事件が報じられ,つくづく剣呑極まる世相を実感した.
その少し前の関西大震災のときも前夜和歌山から阪神地区を経て東京に着き,一夜明けてホテルの朝のテレビで惨状を知り,前日のあの辺の風景を思い出し愕然とした,また5月の連休終り頃,イタリアの旅を終えて成田に帰着し,乗り換えのJRのホームやトイレに屑籠1つなく整然としているのに呆れかつ感心したが,直行で新潟へ帰った翌日には新宿の地下トイレで青酸ガス発生の事件が報じられ,つくづく剣呑極まる世相を実感した.
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