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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻12号

1995年11月発行

文献概要

コーヒーブレイク

危険がいっぱい

著者: 屋形稔1

所属機関: 1新潟大学

ページ範囲:P.1252 - P.1252

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 本誌5月号に身近かな事件簿と題して昨年の松本サリン事件など恐ろしい出来事に触れたが,本年に入って身近かさはさらに深刻化した.東京の地下鉄で痛ましいサリン禍が発生し,いまや日本中を震憾させたオウム真理教関連事件として取り上げられている.その近くにある芸術座に「蔵」を観に行ったのはその前日なので,一泊した翌朝仕事先に自宅から安否を尋ねる電話が来てびっくりした.
 その少し前の関西大震災のときも前夜和歌山から阪神地区を経て東京に着き,一夜明けてホテルの朝のテレビで惨状を知り,前日のあの辺の風景を思い出し愕然とした,また5月の連休終り頃,イタリアの旅を終えて成田に帰着し,乗り換えのJRのホームやトイレに屑籠1つなく整然としているのに呆れかつ感心したが,直行で新潟へ帰った翌日には新宿の地下トイレで青酸ガス発生の事件が報じられ,つくづく剣呑極まる世相を実感した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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