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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻12号

1995年11月発行

文献概要

今月の主題 腫瘍マーカー―最近の進歩 有望な新マーカー

c-erb B-2

著者: 大倉久直1 菅野康吉2

所属機関: 1国立がんセンター中央病院薬物療法部 2国立がんセンター中央病院臨床検査部

ページ範囲:P.1253 - P.1258

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 プロトオンコジンc-erb B-2はEGF受容体に類似の蛋白をコードしており,その過剰発現は乳癌手術症例で予後不良を示す因子の1つとされている.
 最近,本遺伝子産物を血清,乳頭分泌液,ならびにER検査用のサイトゾル中に検出する検査法が開発された.本遺伝子産物の検出は,予後不良乳癌の新しいマーカーとして臨床的意義が認められ,今後日常診療にも利用されるだろう.〔臨床検査 39:1253-1258,1995〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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