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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻12号

1995年11月発行

文献概要

今月の主題 腫瘍マーカー―最近の進歩 癌検診と腫瘍マーカー

PA(PSA)による検診

著者: 秋元晋1 市川智彦1 島崎淳1

所属機関: 1千葉大学医学部泌尿器科学

ページ範囲:P.1299 - P.1302

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 積極的に検診をすることにより,早期の前立腺癌が検出できる.従来の検査(直腸内触診の癌疑い所見により生検を行った〉により発見された病院受診症例のものでは,約6割が臨床的または病理的に進行癌であった.アメリカにおいて行われたPSAを基本とした検診により発見されたものの1/3のみが進行癌であり,前立腺限局癌の検出率が2倍となった.
 PSA,直腸内触診,経直腸的超音波断層法のなかで,PSAはもっとも正確な検査であり,実際,PSAのpositive predictive valueは乳癌のそれよりも高率であった.〔臨床検査 39:1299-1302,1995〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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