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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻12号

1995年11月発行

文献概要

今月の主題 腫瘍マーカー―最近の進歩 話題

腫瘍マーカーの自己抗体

著者: 辻崎正幸1 舛谷治郎2 今井浩三3

所属機関: 1天使病院第2内科 2小樽北生病院内科 3札幌医科大学第1内科

ページ範囲:P.1309 - P.1312

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1.はじめに
 イディオタイプネットワークの概念はHIVなどウイルス感染症のワクチンや自己免疫疾患・レセプター病の病因解析に導入され成果を得ている.筆者らは,抗イディオタイプ(Id)モノクローナル抗体(MoAb)をCEA,メラノーマ抗原など腫瘍関連抗原系において確立し,癌の診断・治療への応用の可能性について基礎的研究を行ってきた1,2).本稿では消化器癌を中心とした患者における腫瘍マーカーCEAに対する自己抗体測定系の確立について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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