icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻12号

1995年11月発行

文献概要

研究

HTLV-I関連疾患における血清中の可溶性L-セレクチン濃度に関する研究

著者: 吉木景子1 中満三容子1 福吉葉子1 西村要子1 山口一成1 高月清1 渡邊俊樹2

所属機関: 1熊本大学医学部附属病院輸血部 2東京大学医科学研究所病理学研究部

ページ範囲:P.1349 - P.1351

文献購入ページに移動
 接着分子の1つであるL-セレクチンは血清中に可溶性L-セレクチン(sL-セレクチン)として存在する.sL-セレクチンを種々のHTLV-I関連疾患で測定した.急性型,慢性型ATLで有意に高値を示し,その他のHTLV-I関連疾患でも健常人に比べ高値を示した.ATL症例では血清可溶性IL-2レセプターと良い相関を示した.sL-セレクチンがHTLV-I関連疾患のマーカーとして有用であることが示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?