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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻13号

1995年12月発行

今月の主題 臨床検査とQOL

疾患別QOLと臨床検査

脳卒中―大都市部の脳卒中発症者の予後に関係する因子

著者: 馬場俊六1

所属機関: 1国立循環器病センター集団検診部

ページ範囲:P.1373 - P.1378

文献概要

 大都市部における脳卒中発症者の予後追跡調査の結果,クモ膜下出血,脳塞栓,70歳以上の高齢者で予後が悪い傾向が認められた.脳梗塞は数のうえでは他の病型を大きく凌いでいるが,その中では皮質枝系梗塞の予後が悪い.臨床所見では麻痺のある者,言語障害のある者のほうが予後が悪かった.合併症としては心房細動のある者の予後が悪かった.脳卒中発症の最大の原因である血圧管理により,脳卒中を予防することが重要であるが,疾患として心房細動の管理が特に重要なことが明らかとなった.〔臨床検査 39:1373-1378,1955〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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