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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻13号

1995年12月発行

文献概要

今月の主題 臨床検査とQOL 疾患別QOLと臨床検査

著者: 三木一正1

所属機関: 1東京大学医学部第一内科

ページ範囲:P.1401 - P.1404

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 早期癌の術後のQOLはきわめて良好である.一般に大部分の早期癌は無症状であり,臨床検査所見でも異常を示さない.早期癌を発見するためには無症状の健康人を対象とした(総合)健(検)診(人間ドック)が最も重要である.癌診断における臨床検査項目であるこれまでの腫瘍マーカーでは,癌の早期診断に連がるものはほとんどない.癌の先行病変(高危険群)をスクリーニングすることで対象群を絞り込み,二次精密検査で癌,特に早期癌を多く発見しうる.早期胃癌発見における血清ペプシノゲン値の位置付けにつき概説するとともに,早期肝癌発見に連がる可能性のある血小板数に関する最新の報告を紹介した.〔臨床検査 39:1401-1404, 1955〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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