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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻13号

1995年12月発行

文献概要

資料

全血法による2′,5′オリゴアデニル酸合成酵素活性の測定とその臨床応用

著者: 宇野賀津子1 堀野嘉宏2 垣見和宏3 杉之下与志樹3 森安史典3 中埜幸治4 藤田俊夫5 岸惇子1 石田晃2 山本英嗣2 岸田綱太郎1

所属機関: 1京都パストゥール研究所 2ファルコバイオシステムズイムノ研究所 3京都大学医学部第一内科 4京都府立医科大学第一内科 5京都府立医科大学麻酔科

ページ範囲:P.1461 - P.1464

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 肝炎患者において血清中の2-5AS活性の測定は有用であるが,採血条件や血清の保存条件の影響を受けやすく,単核球を分離してその2-5AS活性を測定するほうが臨床病態との関連が高いとの説もある.そこでヘパリン採血した末梢血を全血のまま凍結融解し,全血を検体としたより感度の高い安定な2-5AS測定系を検討した.この方法により,ウイルス性疾患,IFN治療中,自己免疫性疾患患者では2-5AS活性が上昇していることが示された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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