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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻2号

1995年02月発行

文献概要

今月の主題 平衛機能検査 総説

平衡神経系の解剖と生理

著者: 古屋信彦1

所属機関: 1帝京大学医学部附属市原病院耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.142 - P.146

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 平衡覚は姿勢保持,注視などに深くかかわっているため,日常的にはまったく意識されていないが,ひとたびMenière病などによって平衡覚が攪乱されると,患者さんは異口同音に激しい不安感に襲われると言う.これらは前庭脊髄反射,前庭動眼反射の異常であり,そしてその生理機構がかなり解明されている.また他の感覚と平衡覚は小脳で統合され円滑な運動が可能となっている.本稿ではこれらの働きについて述べる.〔臨床検査39:142-146,1995〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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