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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻2号

1995年02月発行

文献概要

今月の主題 平衛機能検査 技術解説

視運動性後眼振の検査

著者: 伊藤彰紀1 坂田英治1

所属機関: 1埼玉医科大学平衡神経科

ページ範囲:P.184 - P.187

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 視運動性後眼振(OKAN)は文字どおり視運動性刺激を取り去った後に出現する後眼振である.従来からヒトではOKANは出現しにくいと言われているが,適正な条件下に検査を行えばヒトでも十分に誘発することができ,平衡機能検査の1つとして用いることができる.その臨床診断的意義についての解釈は慎重でなければならないが,眼振の微細な左右差の検出,病巣局在の補助診断,前庭代償の評価などに有用と考えられる.〔臨床検査39:184-187,1995〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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