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目でみる症例―検査結果から病態診断へ・26
上気道閉塞パターンが診断に有用であった気管腫瘍(気管腺様嚢胞癌)
著者: 福井順一1
所属機関: 1松山市民病院内科
ページ範囲:P.221 - P.225
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フローボリュームカーブと肺機能解析値を図1に示す.
上段の治療前の検査では肺活量(VC),機能的残気量(FRC)は正常であるが,努力肺活量(FVC)は若干低値である.1秒率は正常であるが,ピークフローは低値である.フローボリュームカーブではピーク形成後フローは速やかに低下し,下降脚の平坦化を認める.上部気道狭窄病変に伴う上気道閉塞パターンと考えられる.呼吸抵抗値も若干高値である.
フローボリュームカーブと肺機能解析値を図1に示す.
上段の治療前の検査では肺活量(VC),機能的残気量(FRC)は正常であるが,努力肺活量(FVC)は若干低値である.1秒率は正常であるが,ピークフローは低値である.フローボリュームカーブではピーク形成後フローは速やかに低下し,下降脚の平坦化を認める.上部気道狭窄病変に伴う上気道閉塞パターンと考えられる.呼吸抵抗値も若干高値である.
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