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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻2号

1995年02月発行

文献概要

目でみる症例―検査結果から病態診断へ・26

上気道閉塞パターンが診断に有用であった気管腫瘍(気管腺様嚢胞癌)

著者: 福井順一1

所属機関: 1松山市民病院内科

ページ範囲:P.221 - P.225

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●検査結果の判定●
 フローボリュームカーブと肺機能解析値を図1に示す.
 上段の治療前の検査では肺活量(VC),機能的残気量(FRC)は正常であるが,努力肺活量(FVC)は若干低値である.1秒率は正常であるが,ピークフローは低値である.フローボリュームカーブではピーク形成後フローは速やかに低下し,下降脚の平坦化を認める.上部気道狭窄病変に伴う上気道閉塞パターンと考えられる.呼吸抵抗値も若干高値である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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