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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻4号

1995年04月発行

今月の主題 薬物検査

総説

薬物代謝とチトクロームP-450

著者: 三田智文1 今井一洋1

所属機関: 1東京大学薬学部薬品分析化学教室

ページ範囲:P.393 - P.398

文献概要

 生体に投与された薬物は,主に肝臓のチトクロームP-450によって代謝される.P-450は単一の酵素ではなく多くの分子種(アイソザイム)の集合体であり,おのおのの分子種が多様な薬物の代謝に関与している.P-450による薬物代謝能は,遺伝的多型などにより個人差がみられるのをはじめ,同一個体でも,併用薬物,加齢,疾患などの影響で変動する.これらの要因を考慮して薬物検査,薬物療法を行うことが重要である.〔臨床検査39:393-398, 1995〕

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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