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今月の主題 薬物検査 総説
薬物受容体の機能と病態
著者: 栗山欣弥1 大熊誠太郎1
所属機関: 1京都府立医科大学薬理学教室
ページ範囲:P.403 - P.408
文献購入ページに移動 薬物受容体には細胞膜受容体と核内受容体があり,前者はその構造からイオンチャネル内蔵型,G蛋白質共役型および自己リン酸化型受容体に分類されている.イオンチャネル内臓型受容体はイオンの細胞内への流入を介してその機能を発揮し,G蛋白共役型受容体および自己リン酸化型受容体はそれぞれG蛋白質および受容体内蔵のチロシンキナーゼの活性化を介して細胞内情報伝達系に情報を伝達する.受容体機能異常のみならず,受容体に機能的に共軛する細胞内情報伝達系の異常が,多くの疾患の病態に関与していることが順次明らかにされつつある.〔臨床検査39:403-408, 1995〕
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