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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻4号

1995年04月発行

文献概要

今月の主題 薬物検査 話題

DNAトポイソメラーゼ

著者: 河野公俊1 和田守正1

所属機関: 1九州大学医学部生化学第一講座

ページ範囲:P.454 - P.456

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1.はじめに
 遺伝子の本体であるDNAの構造とその変換に関与する酵素は,細胞内のさまざまなDNA代謝にとって重要な役割を担っている.原核細胞において,DNAの構造変換はDNAの複製修復転写や組換えの過程に重要である.いっぽう真核細胞においては,さらにヌクレオソームとクロマチンの構造形式にも重要である.したがって,この構造変換を担う酵素であるDNAトポイソメラーゼは,細胞増殖に必須であり,その阻害剤は細胞致死を引き起こす.阻害剤は,有効な抗菌物質や制癌剤として,臨床ですでに用いられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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