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文献詳細

雑誌文献

臨床検査39巻4号

1995年04月発行

文献概要

研究

HPLC/カラムスイッチング法を用いた尿中ヒポキサンチン,キサンチンの自動分析法

著者: 鷲見聡13 木戸内清2 大場悟3 和田義郎3

所属機関: 1名古屋市児童福祉センター小児科 2名古屋市立東市民病院小児科 3名古屋市立大学医科部小児科

ページ範囲:P.485 - P.488

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 HPLC/カラムスイッチング法では2種類の異なる性質のカラムで2度連続的に展開するため,尿中の代謝産物の高分離が可能である.この方法を用いて測定した結果,健康幼児(2~6歳)の尿中ヒポキサンチンは23.9±12.6μmol/mmol Cr,キサンチンは27.9±11.6μmol/mmolCr,健康小児(7~15歳)のヒポキサンチンは10.8±5.89μmol/mmol Cr.キサンチンは12.6±7.41μmol/mmolcr,健康成人(30~49歳)のヒポキサンチンは7.41±3.58μmol/mmol Cr,キサンチンは7.66±6.27μmol/mmolCrであった.HPLC/カラムスイッチングは正確かつ簡便な方法であり,幅広い応用が期待できる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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